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2017年 05月 13日
文庫本はけっこう処分したけど、毎回の処分でも残るのがアガサクリスティの名作「春にして君を離れ」。 ちょうど最近読んだひとが、「困ったちゃんの母親に人生かき乱されたと思ってる人に刺さる本」という言いかたをしていてこの本を思い出した。何十年も前に最初に読んだ時はわたしもこれは母のことだと思ったけれども、今はもう、わたしを悩ましたものごとはどんなことだったかぜんぜん思い出せない。 ミステリーではないが、ひとは、自分に都合のわるいことは、意識にものぼらないくらいに自然にスルーするのだけれど、それのひとつひとつに向き合っていくさまは、スリリングでさえある。 学者系ののんびりした、使用人も含めて大所帯の家で、五人姉妹で一番の美人でちやほやされて育ったお嬢さん育ちの母が、バリバリの商家の長男でありながら家を出てちがう職業についた父に嫁ぎ、家風、育ちの違いは最後まで平行線だったような。 前は、幸せな人生だった?と最後に聞いてみたかったと思ったこともあるけれど、聞かなくてよかったとも思う。 母もまた、他人であり、まったく別の人生である。 わたしを産んでくれたことを、感謝してます。 .
by mototot
| 2017-05-13 11:46
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Comments(6)
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tomoあ
at 2017-05-14 19:20
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なんとなくアレなのだが
トラックの写真と、母の日の繋がりは?
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mototot
at 2017-05-14 21:13
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♡ tomoぁさん
繋がりなんぞなし。 単線の鉄道と道とが、しばらく海ギリギリを並走するの。 トラクターもなんとなくイイでしょ〜?
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tomoあ
at 2017-05-14 21:25
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手をふりたかったしょ。 ポルシェの古いトラクターを
友人の納屋で発見した時、ドキッとした 前世で何んか。。
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mototot
at 2017-05-14 22:49
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♡ tomoぁさん
子どもはやっぱりみんな手を振ってきます。 ポルシェの耕運機・・かっこエエ〜
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オ 寒
at 2017-05-15 20:46
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こんな哲学、しないまま、日々・・・
悩殺・・・ いや? 遊んでる、わたし。
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mototot
at 2017-05-15 21:33
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♡ オ寒さん
あれ、まだ起きてる・・ わしは若いとき遊びまくっておって、三十半ばくらいに更生しましてん。それ以来カタギの道を歩んどります。
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